ブリッツの車高調のスプリングをMAQSのスプリングに交換します。

MQCS

バネレートはフロント6キロ、リア4キロです。
もともとのブリッツの車高調はフロントが5キロでリアは2.5キロです。
フロントはダブルウイッシュボーンなのでおおよそ前後同じくらいのセッティングがブリッツのセッティングになると思います。

今回つけるスプリングのレートですと少しフロントは柔らかさがでるかもしれません。
粘りの多いスプリングですが初期動作がゆるいのでどうでるかですね。
リアは逆にブリッツの純正のスプリングは樽型での2.5から直巻の4キロです。反応は速さがでそうですが突き上げがどの程度軽減できるかですね。

車高調スプリング交換

フロント交換

今回は前後ともにヘルパースプリングなしでの交換です。

なんでもブリッツは通常ほぼバンプタッチと言う噂があるそうですが以前も違う方に同じ質問をいただいていましたので前回の取り付け時に確認したところ3cmはありました。
今回はバネレート変更でヘルパースプリングなしなのでバンプまでの距離はもっと増えることになりますね。
まずはプリロードをゼロで組み込んでいきます。

リア交換

リアも同じく交換です。
もともと取り付けも1G締めで行われていない感じなのでまずは全箇所緩めた状態で見ていきます。

1G状態でまずはストロークを確認します。
縮側は前後5cmあります。バネレートが変わっての5cmなのでこのレート以上の走行の場合はロール感が増えてしまいますので逆にハイスピードでは柔らかく感じてしまう恐れはありますね。
こういったときにヘルパースプリングがあるとストローク量を調整できますので良いと思います。
今回は現状プリロード0でこの状態なので対象はできません。

1G締め

1G締めをおこなって試乗です。
やはりフロントの柔らかさが少し気になりますしもう少しプリロードをかけても良さそうです。
ネジの切ってある量があと3mm程度ありますのでプリロードをネジ山限界までかけます。8mmくらいはかけたかったのですが無理でした。

できる限りの調整をして四輪アライメント調整です。

 

四輪アライメント調整

四輪アライメント

さて測定してみます。

測定値で気になるのはキャスターです。左右差が1度30分ほどあります。

現状取り付け時にカムを確認していますがキャンバーは全開でねかせてありキャスターは運転席は全開で寝かせて助手席側がその逆です。
なぜこんな調整がしてあるのかは不明です。トーの数値はさほど悪くはありません。
しかしひどい調整です。

 

さて今回は街乗りメインでのご使用なのでタイヤの摩耗も考えキャンバーは若干お越し気味での調整です。
車高調でのスプリング交換であればもう少しキャンバーがあっても面白いですが通勤でのご使用ですと内減りが結構でてしまう可能性もありますので数値はある程度余裕を持たしています。

調整完了で左右差もきれいになり作業完了です。

ロードスター

試乗です。

やはりまだフロントは少し柔らかさがありますね。
減衰力的にはまだ現状のレートでも問題ないと思いました。
あとはこのみの減衰力である程度のところまではもっていけるとおもいますので頑張ってみましょう。

それではこの度は静岡県よりご来店ありがとうございます。
また何かございましたらよろしくお願いいたします。

 

参考取り付け工賃 スプリング交換18000円(税別) 四輪アライメント調整10000円(税別)

ブログ内の工賃は改正されている可能性があります。
※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
正確な工賃につきましてはHP工賃表を参照していただくかお問い合わせください。