さてリフトアップ作業です。

今回はいつもあまりつけないものが多いです。

モトレージのフロントコイルスプリング3インチに リア2インチブロック・スラムのアッパーアーム ・H-TUNEの30ミリデフダウンキットの取り付けです。

リフトアップ作業

まずはフロントです。
モトレージの3インチアップリングの取り付けですがスプリング自体の取り付けはさほど大変ではありませんがノーマルショックに組み付けするのでかなりの長さを縮めることになります。
ショックに組み付けするとスプリングがバナナのように沿っています。
車両に組み付けしてしまえば問題はありません。

続いてスラムのアッパーアームの交換ですがこの商品ノーマルとブッシュの間の距離を図ると6mmも幅が狭いです。
これってどう入れるのって感じです。お客様にメーカーに確認してもらうと広げるか削るかしていれているとのメーカー返答です。
商品としてはありえないですね。
ブッシュなのでこじって入れていけば入りますが本当にそれでいいのかって感じです。
なんとか左右入れ込みました。結構時間はかかりましたが取り付けはできました。

さて続いてデフダウンキットです。
いつものダウンキットとは違いアームごと交換する商品でダウン量が多いそうです。
純正は鋳物に対して交換部品はプレスに溶接商品です。
かなりの精度がいるはずですが果たして大丈夫なのかですがやはり・・かなり粗悪です。
まずは説明書は無しです。
デフマウント3箇所とも交換をしますが後ろ側のマウントはやばいくらいのサイズ感です。
なんとか取り付けをしたのに純正のボルトが長すぎてデフの奥にあたってしまいますし反対側の溶接されているネジ穴は溶接のせいで歪があり奥がかなり硬いです。
この部分を取り付けするのに1時間ぐらいかかったのにまた取り外しです。ボルトは付属していないので純正ボルトをカットして締まり切るようにしました。反対側はネジを切り直しをしてちゃんと締めれるようにしてもう一度取り付けをします。当然ですがもう1時間近くかかりました。
あとは前側2箇所ですがネジ穴もすべてまずはかましてからおこなっていきますがかなりのねじれがでます。
果たして良いのかはわかりませんが順番に締めていきなんとか取り付けができました。
デフの位置もメンバーギリギリでブッシュが動いたらメンバーに干渉はありそうです。
もうこの商品H-TUNEの30ミリデフダウンキットは問題がでそうなので取り付けはいたしません。

続いてリアのブロックの取り付けです。

このブロックもUボルトの幅が全然違い入りません。
最初はナット穴1個分ほど違い全く無理でしたのでまずが一度バンドで縮めて行ってある程度入りそうな位置まで曲げてから取り付けします。
100系のハイエース時代にはよくこういった商品がありましたが最近では珍しいです。日本産ではないですね。
これもまた時間がかかりしかも締め付けトルクがまとものかけれません。
ネジが伸びてしまうと問題になるので少しトルクを下げてボルト適正トルクギリギリでなんとかトルクがかかりました。
これもまた心配です。

やっと取り付けができましたので四輪アライメント調整です。

 

車高の高さ

 

車高は結構上がっていますね。

 

四輪アライメント調整

さて調整ですがこのスラムのアッパーアームは補正がかなりされています。
キャスターが4度ほどになっています。キャンバーは基準値に今回はセッティングをしていきます。
と言うか純正カムでは限界の数値にはなりますね。

トーの数値を変更して調整完了です。

 

試乗です。

さすがにキャスターの補正量が多いので安定感はありますね。
ハンドルの重さと言うか安定感はかなり出ている感じがしますね。
この補正量であれば大口径タイヤにしたときのボディ側にあたるのは回避できそうですね。
アッパーアーム補正はもともと大口径タイヤ用に作ってあるのでこういった数値になるのでしょうね。

 

今回はかなり大変でしたがなんとか取り付けができました。
色々と問題が残っている部品なので少し様子も見てくださいね。

 

それではこの度はありがとうございます。
また機会がございましたらご利用お待ち致しております。

 

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※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
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