GSへRS-Rダウンサスの取り付けです。

作業は慣れていれば簡単なのですがこの車両サビが結構あります。
まずは下回り点検ですがなんとリアのボルトの頭が折れた状態です。
遠方のご来店ですがいつから折れていたのか不明です。
異音もなにもなかったそうです。
見たらこんな状態では走るのも怖くなってきますね。
何とか固着して中に残っているものを外すしかありませんがたたいてもびくともしません。
まずは交換もありその他の予定もあるのでサスペンションは交換していきます。

 

サスペンション交換作業

さて交換はサビはありますが問題は無く交換できました。

フロントのアッパー部分もサビがある方と無い方がありなんでなのかが中古でご購入をされているのでわかりません。
リアも固着で折れて無い箇所の反対側も綺麗なボルトナットになっています。
四輪アライメント部分もおこなってある形跡がありますしなにかしらの作業は行っている可能性はありますね。

とりあえず交換して1G締めをしてボルト部分を何とかします。


ドリルで少しずつボルトの中心をずらして穴を開けてブッシュ部分のスリーブとボルトに隙間を作りその部分に浸透剤をいれていきます。今回はクレの冷却浸透剤を使います。炙って行いたいですがブッシュが燃えてしまうので冷却方法となります。

この状態にして次の作業をおこないます。

1-2時間おいてさてたたいてもびくともしません。
ナット側はまだ残っていますので間にスペーサーをいれてナット側をしめて締め上げていきます。
同時にクランプで表からも押し込みます。そうすると轟音とともに少し動きました。
浸透剤をまた拭いてテンションをかけていきます。
やっと動き出して外すことができました。ブッシュスリーブ側のサビをできる限りおとして代わりのボルトを通るようにします。

何とかできました。

これでようやく四輪アライメントができます。

四輪アライメント

 

最後に四輪アライメントです。
リアのキャンバーは-3度ほどついていますのでやはり内減りはでてくるでしょうね。
トーの数値を変更して前後調整をしていきます。
現状の車高では最適な数値になったとおもいます。

試乗です。

車高が結構下がりましたが乗り心地的にはそこまでわるい感じはありません。

ただ大きい段差ではリアはバンプの突き上げは感じますね。
直進性などは良い感じだと思います。

時間はかかりましたが無事完了で良かったです。

 

それではこの度はありがとうございます。
また機会かございましたらご利用お待ちしております。

ブログ内の工賃は改正されている可能性があります。
※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
正確な工賃につきましてはHP工賃表を参照していただくかお問い合わせください。