シビックタイプRのサスペンション交換です。
同時にメンバーブレスバーにリアのスタビバーも取り付けをします。
この車両はFK8より手間がかかりますのでお時間少し余分にとって作業をします。
スプリング交換作業
まずはフロントです。
フロントはFK8と似ていますがナックル部分の作りが若干違いショックの長さがかなり長いです。
皆さん色々な外しかたはあると思いますが当店はいつもの外し方です。
これは1G前提での外し方になりますので当店のような設備の場合に有効でなんです。
外し方は2パターンです。
1つはブレーキ回りもナックルもドライブシャフトもすべて外して交換する方法です。
この方法は結構バラバラにしないといけません。
もう一つは当店の外し方です。
メンバーごと外してしまう方法です。
この方法はスタビリンクとショックとナックルを止めているボルト左右2本づつを外せば交換できます。
めんばーは必要分おろしますがかなり下げないとFK2は交換できません。
さてこの方法ですとメンバーなども1G締めが必要になります。
アンダーカバーの脱着だけでも30分ほどかかる車両なのでこの部分も時間がかかります。
今回はリジカラ装着車なのでメンバーの締め付けも手締めになりますのでこれまた時間がかかります。
外して交換ですがアッパーマウント側の配線は一度カットして戻す必要があります。
18mmの工具は通っても9mmの六角部分の工具が通りません。
カットしておこなっていきます。
運転席側のナットがかなり固く苦労しましたが問題なく交換できました。
さてリアはトーションビームなので交換は簡単です。
スプリングを変えてスタビバーを取り付けします。
スタビバーも取り付けは慣れていますので簡単です。
あとはセンターのクスコのメンバーブレスバーですがこれもかなり大型のアンダーカバーを外さないといけません。
これもまた大変で外してつけて戻していきます。
フロント側のブレスバーはアンダーカバーの加工が必要です。
部品をすべて取り付けして1G締め作業です。
1G締め作業
さて1G締め作業です。
メンバーもブレスバーもスタビバーもブッシュもすべて1Gで締めつけをおこないます。
この作業でもかなり乗り味が変わってきますのでしっかり行います。
車高の高さ
車高は15mmほどのダウンですね。
試乗後四輪アライメント調整です。
四輪アライメント調整
リアはトーションビームなので調整ができません。
フロントはトーの調整をおこなってキャンバーは多少のアッパー部分のガタでおこないますがそこまでの変化はこの車両はできません。
左右差もほとんどない車両なのでよい感じの数値となりました。
スプリング交換と四輪アライメント調整後のインプレッション
ストロークはかなり少な目ですね。
ですがレースモードにするとかなりの走りに違いがでます。
スプリング自体はノーマルよりマイルドにかんじるかもしれません。
結構やはり取り付けには時間がかかりました。
全部の作業で5時間ほどでした。
何台も行っていますが国産で最近の車両ではナンバー1の大変差だと思います。
それではこの度はありがとうございます。
また何かございましたらよろしくお願いいたします。
ブログ内の工賃は改正されている可能性があります。
※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
正確な工賃につきましてはHP工賃表を参照していただくかお問い合わせください。