新車のベルファイアにタナベのダウンサスNF210の持ち込み取り付けです。
一番程よく下がって純正と乗り心地の変化が少ないスプリングだと思います。
持ち込みサスペンション交換作業
タナベのNF210は箱にバンプのカット量が書いてあります。
大体の車高のダウン量はこの箱のカット量でわかりますね。NF210はカット無しと箱に書いてあります。
車高が下がってバンプカット無しでストロークはってなりますがこの車両のバンプラバーはかなり柔らかいのでタッチの感覚もかなり少ないです。
バップラバーを補助的な役割と思えばカットが無くても問題は無いです。ですが少しコツコツ感が出るんです。
あったた感覚が少しの段差で伝わります。その部分は気になりますのでギリギリの所でカットしてバンプは整形し取り付けしてあります。
リアに関しましては純正のバンプまでの距離はかなりありますので現状でのカットは必要ないです。
大人のフル乗車で荷物を積むと厳しいストロークにはなりそうですが純正よりスプリングが短く太いスプリングなので沈み込みでの反発力は強いと思いますのでバンプまでの距離は問題ないでしょう。
タナベさんのスプリングは車種により色々あります。ヴェルファイアのNF210は考えられている感じがします。
ブッシュの締め直しは1G締め
作業完了には1G締めです。
リアはアッパーアームにロアアームにトーコンアームなど色々ブッシュが使われています。
ヴェルファイアは1Gの締め直しで乗り心地もかなり変化しますのでしっかり行います。
リアだけでたしか16箇所ブッシュがあります。ベルファイア、アルファードはハイブリッド以外は早いです。
ハイブリッドはアッパーアームが少し大変です。工具を見極めても時間がかかってしまいます。
フロントのロアアームブッシュもおこない作業完了です。
こういったワゴン車はよくリアの乗り心地に不満がある方が多いです。30系からは独立のマルチリンクにかわりましたので乗り心地も格段と良くなったと聞きます。
良くなっている足回りをダウンすることにより乗り心地が悪くなったという方はブッシュをしっかり1Gで締め直しをすれば車の性能はもとの純正に近くなります。
あとはダウンサスのメーカーにより乗り心地が違いますのでご自身にあったメーカーが見つかればより理想の車両になるのではないでしょうか。
さて交換作業完了後は試乗です。
乗り心地のコツコツ感は無いです。純正のようなマイルドな感じで乗れます。タナベのNF210はゆったり感が好きな方におすすめです。
車高の高さは
見比べると結構下がっていますね。
前後ともにバランスよく下がっていると思います。
ホイールを交換すると扁平が薄くなり隙間が気になります。
その隙間がちょうど良くなるくらいで程よいですね。
最後に四輪アライメントです。
四輪アライメント
AGH30Wヴェルファイアはリアが独立式になりましたのでトーのみは調整が可能になりました。
リアのキャンバーはおおよそ2度30分ぐらいのキャンバーになっています。
車重が重いのでこのキャンバー量ですと内減りは出やすい数値です。トーの数値を補正し少しでもタイヤの保ちを良くする方向に調整をおこないます。
フロントはキャンバーとトーの調整をおこないます。
フロントのキャンバーはどこで調整って言われる方が多いですがこの車両はストラットボルトのガタで調整をおこないます。ガタでも調整幅は1度近くありますのでこの車高であればキャンバーボルトが無くともしっかり調整はできます。
今回は前後のバランスを考えキャンバーの数値は決めました。
数値も整った所で試乗です。
調整前はかなりのフロントトーアウトでリアのトーがトーインでしたので安定感が少なくコーナーでのリアの入りが気になりました。
調整後はワゴン車らしいゆったり感での走りができ安定して走行できるようになりました。
いいですね。
そして
差し入れいただきありがとうございました。
また作業の合間にでもごちそうになります。
それではこの度はありがとうございます。
また何かございましたらよろしくお願いいたします。
参考取付工賃 ヴェルファイアダウンサス取り付け工賃16000円(税別)四輪アライメント10000円(税別)
ブログ内の工賃は改正されている可能性があります。
※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
正確な工賃につきましてはHP工賃表を参照していただくかお問い合わせください。