前回の作業でビルシュタインのショックにモトレージのスプリングを装着したプラドです。
今回はフロントのビルシュタインのCリングアップとアムテックスのアッパーアームの交換と四輪アライメントです。

SPCアッパーアーム

アッパーアームの交換はふらつき感がかなりあるので前回の四輪アライメントのデータででているキャスターの補正のため取り付けです。

アッパーアーム交換作業

アッパーアーム

まずはアッパーアーム交換です。
GDJ150への取り付けは初めてです。
アッパーアームはエンジンルームないにボルトが抜けるためボディ形状が同じでも中の配線や配管などがエンジンによって変わってきます。
GDJの場合はエアコンパイプとバッテリーの下の配線が邪魔になります。
このボルトを抜くのにかなりの時間を費やしました。
アムテックスのアッパーアームはボールジョイント部分が大きいのでリフトアップ車にはアームの角度補正になりますのでリバンド時にスプリングにアッパーが干渉してしまう方にもおすすめですね。
キャスターとキャンバーはアッパーボールジョイント部分で行いますので四輪アライメント時は調整しやすいのも良い点です。
一つ気になるところはボールジョイントの締め付けです。
ボールジョイントでテーパー部分の締め付けは61Nっていうのはテーパー部分が噛み込みますのでわかります。
アッパーマウントの調整箇所がセンター1個度目で32サイズナットでスプリングワッシャ等なしです。
締め付けトルクは説明書でおおよそ200Nです。これは緩まない?って思ってしまいます。
商品は強度検討書もついている商品なので問題はないと言うことなんでしょうね。少し気になる部分は説明させていただきました。

 

ビルシュタインCリング位置変更

Cリング

ビルシュタインのCリング変更にはショックを外さなければなりません。
ばらして溝を変更して組み直します。

さて組み直して組付けです。

このビルシュタインのショックは伸び側も長くなっています。
純正よりショックの長さが長いため前回の取り付けでナックルとロアアームを取り付けるのにスプリングの巻位置をあわせないとつかない位の長さでした。(メーカー説明書にも記載があり)今回はアッパーアームが変わっていてどうかと思いましたが余裕があり取り付けができました。
ナックルが下がったことによりアームに余裕ができまた。

さて試乗と言いたいところですがあまりに数値がひどいのでとても走れません。ある程度見た目で直して走行して四輪アライメント調整です。

 

四輪アライメント調整

四輪アライメント調整

純正のカムもキャンバー、キャスターともにおおよそ中央に来るよまずはアッパーアームを補正します。
ある程度の補正数値はアムテックスさんの説明書にかいてありますのであとは車両側との個体差です。
ある程度合わせて純正カムで調整をします。
今回の数値は純正の基準値にすべて入りますのでリフトアップなどで変更になっている動きもありますので少しだけ数値を変更して調整をおこないました。

アッパーアームの長さの変更によるキャンバーの入りなどどの程度純正の動きと変わっているかもあります。
どの程度タイヤを使って走らせているのかもありますんので今後のタイヤの減り方も気になるところです。

アッパーアーム交換と四輪アライメント調整後の試乗

前回の数値と比べるとキャスターの違いがかなりあり、ショックのリング位置の変更で伸び側のテンションも強めになりました。
柔らかさというよりは動きの幅が少し減ったと思います。
キャスターがねたことによりブレーキングでのノーズダイブや直進性の向上は間違えなく出ていると思います。

乗り心地に関してご連絡をいただき

「とても良くなりました。 アッパーアーム交換効果は絶大ですね。 ハンドルを取られる事も無く、安定して走る様になりました。左流れも気にしなければ分からない程度まで良くなり、結果的に大変満足しています。」

といだきました。

それではこの度は京都府よりご来店ありがとうございます。
また何かございましたらよろしくお願いいたします。

参考取付工賃

アッパーアーム交換は12000円(税別)~20000円(税別)※エンジンの種類やアッパーアームの種類により異なります。

四輪アライメント調整 10000円(税別) Cリング調整10000円(税別)

ブログ内の工賃は改正されている可能性があります。
※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
正確な工賃につきましてはHP工賃表を参照していただくかお問い合わせください。