ブリッツの車高調をご装着されたそうなので1Gの締め直しと四輪アライメントのご依頼をいただきました。

ご来店時ハンドルのとられが気になるとのことで作業前の試乗です。

これはかなり四輪アライメントの狂いが感じます。

まずはしっかり足廻り交換完了するために1G締めをおこないます。

1Gの締め直し作業

MINI 1G締め直し

MINIのR60はフロントストラットのリアマルチリンクサスペンションです。

フロントのロアアームのブッシュの方向は1Gでの変化が受けにくい方向にブッシュが組み込まれています。

リアは国産のようなアームの多いマルチリンクではなくシンプルな構造のマルチリンクです。

R型はボルトナットがE型ではないので作業はやりやすいです。

ほぼブッシュなのでかなり動きの違いはでそうです。

フロントのストラットはブリッツなので強度は少し気になります。

1G締めで足廻り交換作業が完成したところで気になる四輪アライメントです。

四輪アライメント測定

四輪アライメント

 

さて測定してみると車高調を組んだ数値は

フロントのトーがびっくりするくらいトーアウトになっていました。

キャンバーはピロアッパー中央で-1度30分ほどでした。

リアの数値は4度近いキャンバーになっています。

これはかなりのタイヤの変摩耗がでそうな数値です。

ハンドルがとられるレベルではなくかなり危険な状態でしたね。

四輪アライメント調整

さて調整です。

前後のトーとフロントはピロアッパー調整式なのでキャンバーの調整が可能になります。リアは純正のカムで調整をおこないます。

さてリアですがカムで調整しても数値は3度近くの数値になります。

トーの調整数値を変化させて少しでもタイヤの負担が少ないようにセッティングをおこないます。

フロントは現状のキャンバー角の左右差を合わせる程度に今回はとどめました。

ホイールが太いため出面を考えたセッティングです。

トーの数値をしっかり調整し作業完了です。

調整後の乗り心地

さて試乗です。調整前とは比べものにはなりませんね。全く違う車両に乗っている感じがします。

動きもよく動くようになりましたので車高調の動きが良くわかります。

ハンドルのとられもありませんのでかなり走りやすいです。

サスペンション交換はしっかり1Gまでおこない四輪アライメントが重要ですね。

それではこの度はありがとうございました。

また何かございましたらよろしくお願いいたします。

参考取り付け金額 R60MINIの1Gの締め直し作業 8000円(税別) 四輪アライメント15000円(税別)

 

ブログ内の工賃は改正されている可能性があります。
※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
正確な工賃につきましてはHP工賃表を参照していただくかお問い合わせください。