VOGTLANDダウンサスの持ち込み取付
ドイツのメーカーでフォクトランドと言うメーカーです。
このスプリングを取付するのは初めてです。
ダウン量は35mmと書いてあったので現状を見ながらの装着です。
つけたことの無いメーカーですと車高のダウン量のメーカーとの違いがどの程度かがわからないで少し心配です。
塗装はキレイな感じです。
まずはフロントからですF10の523dはフロントはダブルウイッシュボーンなので取り外しは簡単です。
バンプは35mmダウンと過程して図ると確実にバンプタッチです。
今回は必要分カットしてバンプ整形をして取付をおこないました。
スプリングをただ交換するだけならこの車両はさほど大変では無いですがそれでは足廻り交換とは言えませんね。
1Gの締め直しが必要です。しかも大型ブッシュです。
問題は1Gの締め直しです。この車両はアンダーカバーの脱着のネジも多いのですがロアアームのトルクがとんでもなく高いんです。
工具を延長しないと外せませんしかもボルトはE型HEXです。
しかもかなりやりにくいです。
アッパーアームなんかは上がわのカバーや補機類も少し外さないとボルトナットで抑えが無いので両方に工具を当てないと閉めれません。
しっかり行えば乗り心地もBMW本来の物とフォクトランドのサスペンションの動きになります。
リアのアッパーのネジはスピーカー部分よりアクセスが可能です。
リアも同じく脱着はそんなに大変ではないです。
1Gの締め直しは車両のサイズが大きいので今回は前後別々でおこないました。
リアもほぼブッシュの車両になります。
バンプはカットしてストロークの対応はおこなっていますので1Gの締め直しでスプリング本来の力が確認できます。
完了後の試乗ですが乗り心地はマイルドな足廻りで違和感のない硬さなので乗りやすいです。
ただ調整前なので四輪アライメントがかなりくるっている感じがかなりします。
車高の高さは程よいローダウンです。
低すぎずな感じで大人の仕上がりですね。
中々お勧めのスプリングですが入手も海外からということなのでなかなか手にこの車両用は入らないかもしれませんね。
四輪アライメント
最後に四輪アライメントです。
F型は前後のトーとリアのキャンバーが調整可能です。
交換後1Gの締め直し等で調整カムも動かしていますのでびっくりする数値でした。
これは調整しがいがあります。フロントキャンバーはダブルウイッシュボーンでの車高の変化ですがさほどついていません。その分トーの数値は大きく変化しています。
国産車のようなダブルウイッシュボーンのアーム形状ではなくストラット形状のロアアームにアッパーアームがあるような変わった感じです。
調整箇所をしっかり調整し作業完了です。
ボディ剛性が良いのでふらつき感は国産とは全く違います。調整後はかなり安定感がありますしコーナーも気持ちよく回れます。何だろう20インチとは思えない乗り心地です。
スプリングもかなり良さがある感じがしますのでお勧めですね。
それではご当日よろしくお願いいたします。
また何かございましたらよろしくお願いいたします。
参考取り付け金額 ダウンサス取り付け工賃25000円(税別) 四輪アライメント15000円(税別)
ブログ内の工賃は改正されている可能性があります。
※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
正確な工賃につきましてはHP工賃表を参照していただくかお問い合わせください。