フォレスターのSJGにTEINさんの車高調の取り付けです。
今回はTEINさんの車高調でもリフトアップ用の車高調です。
車高調の種類はZ4と言うモデルになります。
STREET ADVANCE Z4は、ネジ式車高調整機構を採用し、ロアスプリングシートを上下に移動することで車高調整が可能で、シンプルで扱いやすい構造を採用しました。
基準車高は純正車高から1インチアップ( 約25mm) 前後とすることで、ロードクリアランスを確保。あらゆる路面での走行を想定し市街地からオフロード走行まで様々な走行ステージに対応できる車高設定としました。
また、車高アップに応じて最適な寸法にて設計をおこなっております。単に基準車高を上げるだけでは伸び側のストロークが不足することで走行安定性が損なわれ、またストラット車ではキャンバー角がポジティブキャンバーになってしまいます。
1台ずつ現車確認を行うことにより、最適なストロークを確保し、適正なアライメント値になるよう最適寸法にて設計されたショックアブソーバです。
もともとラリーの技術のあるTEINさんのショックのハイドロバンプとの組み合わせですね。
リフトアップ時のストロークアップで過酷な走りをするとバンプの衝撃も大きくなりますがこのバンプシステムで軽減できますね。
そこまでのストロークを必要とする街乗りも無いかもしれませんが・・・
車高調取り付け作業
まずはフロントからです。
フロントのホイールの左右のハブボルトがかなり渋く無事外れましたが運転席1本はかなりやばい感じです。折れなかっただけ良かったです。
この車高調はフロントは純正アッパーマウント流用になります。
純正をばらして組み直しをおこないます。
車高の高さは推奨でのセッティングです。
リアも同じく推奨で取り付けをおこないます。
何でも大阪よりご来店いただいておりますが地元での取り付けを最初はおこなって他店様でお取り付けをされたのですが2度リアのTEINさんの車高調のロッドが取り付け時に折れてしまったそうです。
今回は当店にご依頼をいただきましたが特別折れそうな感じも無いですがなぜ折れたのか気になります。
アッパーマウントは流用で取り付けはありますがいつものTEINさんで特別特殊でも無いです。
TEINさんの強度不足ならこの先少し様子見が必要になってきますね。
1G締め付け作業
最後に締め直しをおこないます。
リフトアップでも同じです。ブッシュをしっかり正常な位置に戻します。
ブッシュの位置が正常になって初めて車高調の動きが体感できますね。
車高の高さ
前後ともに設定値の25mmアップです。説明書寸法とはぼ同じです。
試乗後四輪アライメント調整です。
四輪アライメント調整
リフトアップでも車高の変化は四輪アライメントの数値に大きな変化をだします。
リアのキャンバーは25mmアップで基準値よりだいぶおきています。
ロール量はさほど純正とは変わっていませんので走り方によってはタイヤの外減りが若干出てくる可能性はありますね。
トーの数値を変化させて直進性を少し考えて調整します。
フロントのキャンバーは調整可能なので現状に合わせれるように調整をおこないトーを調整し作業完了です。
リフトアップはこの車両では珍しいのでよりよいデータもあるかもしれません。今後のタイヤなどの計測をしていただくと良いかもしれません。
車高調取り付けと四輪アライメント調整後のインプレッション
タイヤは現在オープンカントリーのR/Tです。
四輪アライメント調整前はロードノイズがものすごかったですが調整後はトーの数値の変化によりかなり静かになりました。
乗り心地はリフトアップですが伸び側も縮み側も余裕がありますので突き上げなどは全くありません。乗りやすいです。
コーナーも程よいロール感もありますのでいい感じです。キャンバーの数値もさほど気になりません。
フォレスターはもともと車高の高い型式の車両もありましたのでリフトアップも違和感が無いですね。
それではこの度はありがとうございます。
また何かございましたらよろしくお願いいたします。
参考取付工賃
車高調取り付け工賃18000円(税別)四輪アライメント調整10000円(税別)
ブログ内の工賃は改正されている可能性があります。
※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
正確な工賃につきましてはHP工賃表を参照していただくかお問い合わせください。