ブリッツの車高調でローダウンされている車両です。

今回は1Gの締め直しと減衰力の調整、四輪アライメントでご依頼をいただきました。

乗り心地が気になるそうです。

さて今回はタイヤの減り方を見てみるとかなりの段減り(ヒール&トゥ減り)をしていました。

足回り装着をご依頼したお店では四輪アライメントを実施してもらったそうです。

さて異常がありそうなので測定してみるとやはりと言うべき数値がでていました。

前後のトーはともトータル15mm異常のトーインです。キャンバーもフロントは2度異常で左右差も30分異常あります。何かに問題があるのではと思いましたが車高調には特別な異常は見当たりませんでした。これは四輪アライメントのセッティング不足でしょうね。

トータル15mmトーインっていう数字がどの程度かと言いますと例えばおおよその大体の車両のノーマル基本数値が0~トータル2mm程度です。ということはタイヤは進行方向内側に進む力が働きますので当然タイヤは斜めに減ってきます。その上キャンバーがありますので段減りして減りますね。

キャンバーとトーの兼ね合いはローダウン車や足回りを強化している車両は難しくなってきます。見極めが大事になってきます。

今回の原因は数値の変更で乗り心地と燃費、安定感の変化にかなり繋がりそうです。

まずは1G締めです。

1G締め作業

1G締め直し

C-HRはリアはタイヤを外してライドハイドを図り1Gで締め直します。

ロアアームのナックル側はピロボールになっています。プリウスとの違いはこの部分ですね。

リアの片側を乗り上げたことがあるそなので1G状態から緩めて左右の動きを見ましたがさほど左右の変化は無いので乗り上げに対しては問題はなさそうです。

フロントはアンダーカバーの脱着が必要です。

1G締め直し

フロントのロアアームのボルトの頭のサイズは24mmに変更になっています。

リアのボルトも14mmのサイズになっていますので色々ボルトに変更がありましたね。

減衰力調整

減衰調整

リアはそのままできますがフロントは鉄板加工をおこなっていないので今回はアッパー部分をばらして調整をおこないました。

現在は最弱になっていましたので中間に変更をしました。

四輪アライメント

四輪アライメント

最後に四輪アライメントです。

まずはフロントのキャンバーをおこします。

ホイールの面もありますので今回は1度までおこして調整をおこないました。トーの数値は前後ともにキャンバーの数値と車高調に合わせて調整です。

現在のタイヤの状況もありますのでタイヤの癖は出てしまっていますが調整後の試乗ではかなり良い感じまで行っていると思います。

リアの揺れもかなり収まってマイルドになっています。減衰力をご来店時より上げていますがブッシュが正常になったことでリアの動きがよく感じます。

燃費もかなり影響してくるでしょうね。

それではこの度はありがとうございます。

 

そして差し入れありがとうございます。

差し入れ

あとで飲まさせていただきまーす。

参考取付工賃 四輪アライメント10000円(税別) 1G締め直し6000円(税別) 前後減衰力調整ばらしての調整4000円(税別)

 

 

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※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
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