L700ミラの車高調の調整と調整式ピロアッパーの取り付け作業です。
さてまずはどのようになっているのか車高調の方を確認します。
車高調の確認作業
お取り付けはご友人様とDIYで取り付けをおこなったそうです。
車高調はレオンと言うメーカーでラルグスなどと同じ車高調です。
説明書がなかったそうです。
まずはリアです。
現状1G状態でショックの長さを確認すると伸び側のストロークはゼロです。むしろショックを引っ張らないとつかない位になっています。
改善箇所1箇所目です。通常はショックのみでOKなのですがなんとスプリングと車高調整用のアジャスターが逆向きについています。
バネの切り欠きがありますがその部分に無理やりアジャスターをのせた状態です。危ないですね。
リアはすべて取り外しもう一度取り付けをします。ショックの長さも修正してストロークも出します。あとは車高調の性能におまかせです。
続いてフロントです。
お持込のピロアッパーはシュピーゲルの純正形状ショック用のピロアッパー調整式です。
スプリングシートも車高調用のものが入っていましたので取り付けはできそうですがロッドの長さに対しピロカラーの長さが2cmほど足りません。
なのでその他の付属パーツの内径を削りロッド似合うように加工して取り付けをしました。そうすることによってピロの幅は合わせられました。
ようやく取り付け完了です。
車高も調整して四輪アライメント調整です。
もともとラルグス系の車高調はロアブラケットも長穴になっていますのでピロアッパーがなくともキャンバーのセッティングができます。
今回は今後サーキットも想定しての交換だそうです。
四輪アライメント調整
ピロアッパー調整式が付きましたのでキングピンの調整も可能になります。
車高は結構下げていますのでロアアームの角度とアッパーの角度が近くなりすぎるとコーナーのタイヤ鳴りが発生したりしますので今回は中立でセッティングです。
ロアブラケットを前回でおこしてもある程度のキャンバーはありますので現状の走行ではワインディングまでなら十分の数値です。
セッティング完了で四輪アライメント調整完了です。
車高調調整と四輪アライメント調整後のインプレッション
ご来店時と比べたら同じ車高調を付けているとは思えませんね。
コンプリート車高調でセッティングがでていてそのまま取り付けができるメーカーならばある程度の乗り心地は確保できるとは思いますがこういった説明書もなくコンプリートでない商品は付け方でかなりの違いがでます。
四輪アライメントのセッティングも取り付けがしっかり出来ていれば生きてきますのでこれでこの車高調の本来の走りができると思います。
それではこの度はありがとうございます。
また何かございましたらよろしくお願いいたします。
取り付け工賃
前後の車高調取り付け直しと調整14000円(税別)四輪アライメント調整10000円(税別)
ブログ内の工賃は改正されている可能性があります。
※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
正確な工賃につきましてはHP工賃表を参照していただくかお問い合わせください。