ラルグス車高調の取り付け
さてボルボのBB型に車高調の取り付けです。
V70のボルボでフロントの車高調がこのタイプはBB型だけです。
最近の中では1.2を争うくらい面倒な車種です。
まずフロントの交換です。ラルグスの車高調はアッパーマウントとベアリングは純正品を仕様します。
もともとアッパーマウントも角度があるものですがこの車高調に装着するとアッパーの位置は回っていってしまいます。
問題無いのかなぁって思いますが車高調の特性がありますのでピロでないので仕方が無いです。
このフロントの足回りの何が大変かというとまずナックルとショックを分離するのが大変です。
ロアアームのブッシュの向きが日産車の用に横向きなので下に下がりません。
ボルボは叩いて抜くそうですがそんな抜き方はだめです。
なのでロアアームごと外します。かなりの重さと位置決めが難しいので色々な物を駆使しないとなかなか難しいです。
今回は先月にも同じ車両を経験していますのでバッチリ予習ができています。
車高の高さ、プリロードなども前回で予習済みです。
リアは別体のタイプです。
ボルトが15mmの細めのボルトがボルボは使われています。
減衰力は少し固めにセッティングを行っています。
リアショックのストロークはなかなか難しいです。
バネが極端に純正にくらべ短いのでショックはかなり詰めないといけません。
ギリギリの範囲で伸び側と縮側をあわせます。
1Gの締め直し
フロントはブッシュの向きが特殊なので1Gは必要無いです。
リアはほぼブッシュです。アンダーコートが塗られているので工具が毎回抜けなくなります。
しっかりおこないブッシュを保護と同時に動きも適正に動くようにセッティングします。
ラルグスが行っているかは不明です。
さて試乗です。以前もこの車高調を組んだ時とんでもないトーの数値でしたがやはり今回もとんでもない数値でした。
乗り心地の変化はもちろんですが燃費にもかなり影響がありそうな数値です。
この車両は基本は前後のトーの調整ですがキャンバーはアッパーマウントのボルトで少しの調整が可能です。
フロントのキャンバーは問題無い数値ですがリアキャンバーはかなりのネガティブキャンバーなので内べりはでてくると思います。
調整後の試乗ですが全く調整前とは違い車両が軽く感じます。
車高調の動きとしてはやはり少しリアのスプリングが短いせいか動きが結構単調な感じがします。
フロントは特別気になりません。
19インチのインチアップでも乗り心地がさほど固くは感じませんのでだいぶ柔らかい車高調だと思います。
車高の高さは
交換は指が入らない程度にセッティングです。
フロントはどうしてもハンドルをきると当たりやすいので少しリアのクリアランスよりは広いです。
それでもフロアは若干の前下りです。
よく下がる車高調です。リアはまだまだ下がります。
そして
差し入れありがとうございます。
グビグビって一気に飲んじゃいそうです。
それではこの度は三重県よりご来店ありがとうございます。
また何かございましたらよろしくお願いいたします。
参考取付工賃 車高調取り付け工賃35000円(税別) 四輪アライメント15000円(税別)
ブログ内の工賃は改正されている可能性があります。
※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
正確な工賃につきましてはHP工賃表を参照していただくかお問い合わせください。