今回フロントの車高調のスプリング交換とリアのヘルパースプリングの取り付けのご依頼をいただきました。
車高調のスプリング交換は一度車高調を脱着する必要性があります。
まずはフロントの車高調をばらして交換です。
車高調スプリング交換
まずはフロントからの交換です。
フロントを脱着しバネを入れてみると
した皿にスプリングが入りません。
スプリングには8kと言う記載しかないです。
現状MAQSのスプリングのID62がついています。お持ち込みのスプリングは多分ID60だと思います。
これではつきませんのでフロントのスプリングは元に戻します。
もともとかなりのプリロードがかけられていましたのでご来店時の試乗で感じた反発力はこの部分かもしれません。
そのほかRUSHの車高調はスタビの取り付け位置がフリーになっています。
ご来店時の位置がかなり悪いのでその部分も修正をおこないました。
リアはヘルパースプリングで伸び側を出していますので段差のあるカーブなんかではゆとりがでまね。
ストロークはとりあえずバンプまでの距離を考えセッティングしてあります。
スタビリンクの位置も調整しました。
写真は長さも位置も調整前なので参考にはなりません。
高さの変更と長さの変更、仕様の変更と少しお時間がかかってしまいました。
取り付け後は試乗です。
車高はご来店時より1cm上げでのセッティングです。
前後長穴の車高調なので四輪アライメントの数値がかなりひどい感じです。
四輪アライメント
フロントにワイトレも付けましたので表ツラがぎりぎりです。
数値のセッティングは街乗りベースの仕様で調整をおこないます。
この車両は前後ストラット車になりますので車高調のストラットボルト部分が長穴になっていて容易にセッティングが可能です。
リアのキャンバーはポジにはかなり起きるのですがネガには基準値真ん中までもいきません。
元々かなり車高が下げれる車高調ということなのでこのセッティングなんでしょうかね。
アッパーマウントのボルト位置をずらせばネガにはできるセッティングになっていました。
フロントのキャンバーは車高調でバネレートも高いので動きが制限されています。
今回は適度なキャンバーをつけての調整をおこなっています。
トーの数値も調整をしっかりおこない作業完了です。
完了後の試乗です。
ご来店時より乗り心地はだいぶマイルドになっています。もう少しバネレートが低くてもよいかなって感じがします。
ショックのロッド自体もかなりショートストロークなのでスプリングのセッティングは難しいですね。
それではこの度はありがとうございました。
また何かございましたらよろしくお願いいたします。
参考取り付け金額 サスペンション交換工賃3本分13500円(税別)四輪アライメント10000円(税別)
ブログ内の工賃は改正されている可能性があります。
※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
正確な工賃につきましてはHP工賃表を参照していただくかお問い合わせください。