クスコストリートZEROAとハイパコの組み合わせ
さて今回はクスコさんの車高調にスプリングはハイパコに変えてのセッティングです。
クスコさんの車高調は9K.8Kの物をハイパコのスプリングF12.5R14.5Kに交換です。
IDは同じですがハイパコさんのものの方が太く広めです。
スプリングだけ変えてどれだけ変わる?
バネレートが同じなら一緒でしょってよく言われますがこれまた乗り心地も全然違います。
ハイパコやスイフトのスプリングなどに交換して思うのはまず小刻みな段差のハネが極端に少ないです。
ハイレートを感じさせない乗り心地ですがシッカリ感がかなりあります。
それにはショック自体の吸収力も欠かせないですが変化はかなりの物です。
さすがはレースカーのスプリングと言った感じですね。
「HYPERCO(ハイパコ)」 は、F1、ル・マン、DTM、フォーミュラNIPPON、スーパーGTなど、 数多くのトップカテゴリーで、レーシングドライバーを魅了し続けているコイルスプリングです。 モーターレーシング界で、絶大な支持を得ている最大の理由は、 「ストローク中のレート変化が極めて小さい」つまり『リニア』だということ。 ストローク中、たった1mmの変化でも、確実に荷重の移動量をドライバーへ伝える、この『リニア』感が走りを激変させると言います。加えて『高追従性』、『高耐久性』という、スプリングに必要なすべての要素を満たしているからこそ、世界中のトップチームが採用するのです。
HYPERCO様 リンク;HYPERCO(ハイパコ)とは
とあります。
組み付けを完了し装着作業です。
車高調取付作業
今回は推奨のダウン量で取付をおこないます。
ハイパコのスプリングのレートが上がっていますので車高がどこまでできるかですが
現状はリアが全下げで約2cmダウンでプリロードをリアは0に変更し2.5cmのダウンです。
このレートでハイパコのスプリングでしたら現状アーム類がノーマルブッシュなので問題は無いと思います。
車高が決まれば1Gでの締め直しです。
1Gの締め直し作業
前後しっかりと1Gでの締め付け直しを行います。
年式から言うとそろそろブッシュもリフレッシュをご検討頂いた方が良いですね。
車高の高さは
サーキットメインでのご使用とのことなのでまずは前後の平行でのセッティングで調整を行いました。
もう少しロードハイトを下げて初期のアームの角度でキャンバーをつけたいのですが車高が下がらないのでこの車高でのセティングです。
試乗ですが四輪アライメントがかなりくるっていて走りづらいですが先程説明した小刻みは揺れはかなり少ないです。ショックの減衰力は中間ですがもう少しリアは減衰アップでも良い気がします。
四輪アライメント
今回のセッティングはこの車高調の足回りの動きをわかりやすく今後に活かせるセッティングでおこなわさせていただきました。
ベースの数値がでれば今後はタイヤの具合やコーナーの感じを効きながら数値を変化していけばかなり楽しお車が出来上がってくると思います。
車高調の動きを支えるブッシュも今後が大事になってきますので色々アームもご検討ください。
STIの物が良いとは思います。
交換後の試乗です。
回るし安定感がかなりあります。サーキットではもちろんですがこのハイレートでも全然街乗りの問題無いです。小刻みな揺れもかなり少ないので乗ってて楽です。
それではこの度はありがとうございます。
またよろしくお願い致します。
参考取り付け工賃 車高調取付18000円(税別) 四輪アライメント10000円(税別)
ブログ内の工賃は改正されている可能性があります。
※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
正確な工賃につきましてはHP工賃表を参照していただくかお問い合わせください。