モーターファームのお手軽2インチアップキット（サス、ショック、ラテラルロッド、偏心ブッシュ、ブレーキホース)のセットです。
ジムニーの2インチアップで比較的安くできるキットですね。
サスペンション交換作業
さて今回の作業で一番大変な作業はキャスター偏心ブッシュです。
純正のブッシュが簡単に抜けるかが一番の課題です。
さてプレスで抜いていきます。
やはり抜けません。52ﾊﾟｲぎりぎりのものを使ってもブッシュの外側が曲がっていき抜けません。
仕方ないのでブッシュのボルトが通る部分のスリーブを削って面で押せるようにして抜き取ります。
10トンほどの力で何とか抜けました。もうそろそろプレスもヤバイ感じがします。
入れるのは位置合わせをすればさほど大変ではありません。
残るはブレーキホースとスプリングにショックにABSブラケットステーなどの取り付けです。
ここら辺は問題なく交換完了できます。
ブレーキOILの交換はしませんがエアー抜きの分の交換は行います。
ほとんど交換してしまいますがOIL作業は基本NGなので・・・
スプリングには左右前後ありますので位置を間違えないようにおこないます。
ショックも取り付けラテラルロッドも交換して取り付け作業完了です。
試乗後四輪アライメント調整です。
四輪アライメント調整
ジムニーはトーのみの調整ですがこのトーの調整が難しいんです。
知っている人は難しいっていうと思います。
フロント側で左右差も直して後ろ側でトータルトーの数値を出していきます。
トーだけの調整で2本のアームを動かします。
またこの2本がすべてボールジョイントになっているので締め付けだけで数値に変化がでるんです。
しかも占めていると力がかかり車両の車高に変化がでますのでまたゆすってと合わせていきます。
微調整はほぼ無理な車両です。テスター上ではしっかり走行できる数値にしていきます。
2インチアップと四輪アライメント調整後の試乗
結構柔らかさがあるサスペションです。動きはありますので運転は楽なんですがその分ふらつきもありますね。
道路の傾きに結構左右される感じがあります。ショックの効きがもう少しあるといいなーって感じがあります。
バネもすべて巻き方も長さも違いますのでやはりこの車両自体が難し車両なんでしょうね。
硬さや長さが違うということはへたりも違ってくると思います。経年でどうなっていくかですね。
それではこの度はありがとうございます。
また何かございましたらよろしくお願いいたします。
参考取り付け工賃 工賃足回り交換（ショックとスプリング）14000円（税別）
ラテラルロッド前後2000円（税別）
ブレーキホース8000円（税別）
キャスタードリーム交換8000円（税別）
四輪アライメント10000円（税別）
※すべて同時作業の金額です。
ブログ内の工賃は改正されている可能性があります。
※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
正確な工賃につきましてはHP工賃表を参照していただくかお問い合わせください。
