BRZのサスペンション交換です。

持ち込みされたHKSのHYPER MAX 4GTになります。
取付は推奨で良いそうですが説明書がありません。
中古の車高調となりスプリング長やシート位置がすべて動かしてあり寸法が全く分かりません。
ネットで説明書を検索しましたがGTは前のモデルとなりますので見つかりません。

別途車高調整代が掛かりますが現車合せで行います。
推奨車高は18mmだそうですので現状の状態から合わせて行きます。

サスペンション交換作業

フロントはプリロードを掛けた状態でスプリングセット長を合わせます。
後はブラケットで車高調整していきます。

リアはヘルパースプリングが付いておりますのでスプリングセット長が分かりません。
取付してある程度車高を合わせてからストローク量を見ながら調整していきます。

前のオーナー様の状態だそうですが下回りはアンダーコートがびっしり施工してあります。
年月が経ちドロドロ状態になっておりました。
できるだけボルト・ナットは清掃して緩めております。
ネジ山にもかなり付着しておりますのでできるだけ取り除いて取付しました。

何度か車高調整を繰り返してやっと希望通りの車高となりました。
ですがリアはストロークがまったく無い状態。
ジャッキアップ状態ですとリフトアップ車みたいにダランと長い状態。
違うタイプですがSPの説明書を参考にヘルパースプリングがほぼ潰れる状態までセット長を短く調整。
再度ブラケットで車高調整。
こちらも何度か繰り返し調整して車高が決まりました。
ストロークも確保出来ているので良いかと思います。

1G締め直し

車高調整などかなり時間が掛かってしまいました。
続いて1G締め直しです。
取付部のボルト・ナットは外すので清掃しておりますがアームブッシュのボルト・ナットは外さないのでアンダーコートそのままで作業。
かなり工具の掛かりが悪いですが前後キッチリ1G締め直しを行いました。

高さ

フロント20mm弱、リアも20mm弱ほどのローダウンとなりました。

四輪アライメント

最後にアライメント調整です。
街乗りメインでのご使用との事でストリート仕様でセットします。

フロントピロアッパーは最初バラバラの位置ですので0点位置にしてから行っております。
かなり起きているキャンバー角となりましたので適度に寝かせて街乗りでも走りやすい用に調整しました。

前後のトーもキッチリと修正を行いました。
これで数値はきれいになり走りやすい感じになっております。

中古の車高調でピロはかなりクタクタ状態でした。
異音が出るか心配でしたが現状は収まりも良く異音の問題も無さそうです。
快適な感じに仕上がりました。
お客様にはアンダーコートの状態、車高調の初期設定の説明、セット長など説明させて頂きました。

車高調調整代、スタビリンク代は別途掛かる事も説明させて頂きご了承されております。

 

 

ブログ内の工賃は改正されている可能性があります。
※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
正確な工賃につきましてはHP工賃表を参照していただくかお問い合わせください。