ご自身で車高調の取り付けをおこなったそうです。
車高の何度か調整をおこなったそうですが車高の変化がうまくできなかったそうです。
さてまずは車高調整からです。
車高調整
30プリウスのリアの足回りはトーションビームなのでスプリングを外してアジャスターの調整が必要です。
現状は全下げに近い状態になっていますが現状より車高を上げる調整です。
さて現状確認をしてみるとスプリングは全下げに近い状態でショックの方を確認してみると完全にバンプタッチの状態になっていました。
この車高調はTEINのFLEX Zでショック自体のストロークはかなりあります。
現状バンプタッチでは車高を動かしてもショック自体がついてしまっていますので車高の変化もでません。
乗り心地も当然ですが最悪になります。
まずはショックがない状態を作り上げて車高の高さを決めます。車高の高さが決まれば次はショックの長さの変更です。
ストロークの加減とFLEX Zの動きの量からおおよそのショックの長さを決めます。
適度なストロークを完成させて車両を揺すって見るとしっかり車両が動くようになりました。
トーションビームはブッシュもしっかり1Gで締めることをおすすめしまう。
動きと車高が決まれば四輪アライメントの調整です。
四輪アライメント調整
四輪アライメントの調整はフロントのトーとキャンバーの調整をおこないます。
TEINさんの車高調はショックとスプリング交換の車両ぐらいのストロークがありますので動きはノーマルに近いです。
減衰力でのある程度の固さの調整は可能ですがスプリング自体が根本的にゆとりがあります。なので数値もある程度動きて対応できる数値にして調整を行いました。
数値も決まり調整完了で試乗です。
リアの動きが今までとは全く違いますので乗り心地はかなり向上し変わりました。
全く違う足回りに感じると思います。
セッティングの重要性がかなりわかる1台になったと思います。
それではこの度はありがとうございます。
また何かございましたらよろしくお願いいたします。
参考取付工賃 車高調整フロント1箇所1500円(税別)リアは左右で5000円(税別) 四輪アライメントの調整10000円(税別)
ブログ内の工賃は改正されている可能性があります。
※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
正確な工賃につきましてはHP工賃表を参照していただくかお問い合わせください。