さて交換作業は結構ボリュームのある作業です。
玄武・スーパーダウンブロックシステム4インチ ・スタビリンク・RCジョイント・タイロッドエンド・ストロークストッパーの取り付けです。
作業時間的は皆さんどれくらいでおこなうのかはわかりませんが当店で約4時間ほどになります。
サスペンション交換作業
今回はリアより始めます。
なぜリアから?ってなりますがハイエースはフロントはトーションバーになり車高の調整ができます。
リアはブロックキットなので車高の変化はないです。なのリアを完成させてフロントを調整していく手順の方が早いんです。
同時にプロポーションニングバルブも交換します。
4インチダウンでブロックは玄武さんのものを加工したものをお持ち込みでしたので同時に交換していきます。
珍しくこのハイエースはタイヤの出面が左がでていますので左右を若干調整していきますがそれでも少し左の方がでています。
リアの調整、取り付けが完了してフロントです。
フロントは同時作業で勧めていきますが結構大変なんですよ。
今回もともと車高が下げてあり玄武さんのトーションバーボルトに交換がされていますが左右の差が結構あり片側は位置をずらさないと調整が効きません。
その部分も修正しながらロールセンターアジャスターなどをつけていきます。
ロールセンターアジャスターは補正有りのタイプのものです。
トップナットの締め付けは170Nなので結構トルクが高いです。
スタビリンクにタイロッドエンドも玄武さんのものを使います。
タイロッドエンドも同時に交換をしていますので四輪アライメント数値がとんでもない数値になっています。
さて部品交換までは何も問題なく作業ができましたがフロントの車高調整が問題になってきます。
現在ホイールが20インチでかなりの面イチなのでリアのフェンダーの隙間はほぼない状態です。
フロントの車高をリアに合わせれば当然ですが天井にあたってしまいます。
細かな車高の調整とバンプラバーの距離とリバウンドストップの距離を考えないと乗り心地もそうですが干渉がでてきます。
一度ギリギリを攻めましたがやはりフェンダーが厳しいかったので3mm上げてバンプの距離も変更しました。
試乗でやっと走れる状態になりました。
これでようやく四輪アライメント調整です。
四輪アライメント調整
やはり四輪アライメント数値はかなりの数値になっていました。
補正用のロールセンターアジャスターなどつけるとやはり数値は走行できる状態にはなりませんね。
今回はキャンバー角もフェンダーのことも考え若干通常の数値より変更をしておこないました。
左側のキャスターの調整をスル部分のネジがかなり固く動かくのに結構苦労をしました。
数値もきれいになりました。
試乗です。
リアはほぼバンプタッチなので突き上げはかなり気になりますがフロントは結構煮詰めてセッティングをしましたのでそれなりの乗り心地です。
四輪アライメント数値もでましたので走りもかなり良い感じになりました。
バンプラバーが元気なうちはフェンダーの干渉も少ないとは思いますが今後は少し気おつける必要がありますね。
それではこの度はありがとうございます。
また何かございましたらよろしくお願いいたします。
ブログ内の工賃は改正されている可能性があります。
※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
正確な工賃につきましてはHP工賃表を参照していただくかお問い合わせください。