車高調の取り付け
今回は取り付けがたくさんあります。
まずは車高調からの取り付けです。
車高調はエンドレスジールの30段調整のタイプの車高調です。
現状のジールのセッティングで組み付けます。
車高調と同時に前後のロアアームも交換します。
まずはフロントからです。
ロアアームは先にお預かりしていた新品のロアアームに百式のハイキャスターピロに交換です。
前側のピロです。ロアアームを前側に移動します。
後ろ側のピロも同じくずらしてあります。
圧入で抜きかえるわけですがDC5のアルミのロアアームのようにはいきません。
純正を抜くのは容易にできましたがこの百式のハイキャスターロアアームピロを入れるのは一苦労です。
まず銅グリスを塗り20トン近くかけますがそれでもかなり入りが渋いです。
なので今回は先にロアアームをバーナーで炙りそれから注入です。それでもかなりの苦労です。
無事完成しました。
純正と交換ですがこれまた純正のボールジョイントが外れません。
片側はすんなり外れましたが助手席側はこれまた大変です。
やはりバーナーで炙りボールジョイントプーラーも大型の物を使い轟音とともに何とか外れました。
無事交換完了です。サビがいろいろとかなりありロアアーム側のフレームに溶接してあるナットは緩まず溶接がさべて取れてしまいました。
こちらも補修して取り付けです。
ボルト類も新品をご用意頂いておりましたので今回必要箇所には適切なグリスを塗り取り付けをおこないました。
フロントは車高調をつけて完了です。
EP3はステアリングギアボックスが上側にあり少し特殊です。
続いてリアの交換です。
ショックとロアアームのボルトが外れません。
これは以前に確認していましたので合体した状態で外しました。
ロアアームも交換なのでこれがベストです。
スタビリンクのネジも当然ですが外れませんのでカットしました。
スタビリンクは交換です。
リアもボルトなどもすべて新品での取り付けです。
サビっていろいろと大変なんです。塩カリや潮風が多い地域の方は前もっての対策を施された方が良いですね。
リアの車高調も取り付けです。
減衰力は今回は中間にておこないました。
最後に1Gでの締め直しをおこない取り付け作業完了です。
その他にフェンダーの爪曲げもおこないました。
ご持参のホイールがきつめで今後サーキット走行に使うそうなので爪曲げもおこないました。
さて試乗ですがこのタイプの車高調はかなりのトーの変化がでます。
とてもまともに乗れません。
すぐに四輪アライメントです。
さて測定してみるとトーは50mmくらいのトーアウトになっていました。
今回ロアアームに調整式ピロアッパーなので余計に数値がひどいんでしょうね。
ジールの車高調はロアブラケットにはほぼガタがないのでピロアッパーで調整をおこないます。
キャンバーはまずはそこまで大きくつけずにワインディングでも走れる程度のキャンバーで今回は収めています。
トーは0でセッティングです。
キャスターは左右差もほとんどないです。
この車高調でもだいぶはいキャスターになっています。
これがどれくらいの走行に影響を出すのかはサーキット走行しかわからないかもしれませんね。
試乗です。
フロントはロアアームがピロの分動きに硬さがないです。
純粋に車高調の動きで走ることができますので反応力はかなりの物です。
セッティング的にはもう少し減衰は固めの方がよさそうですがまずは車両になれるのが必要でしょう。
車高も程よく下がっています。
いろいろ部品を交換しましたので慣らしは必要ですね。
それではこの度はありがとうございます。
そして
差し入れありがとうございます。
また何かございましたらよろしくお願いいたします。
エンドレスジールの車高調
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