TEIN車高調ストリートベイシスZの取り付け
あるファードへストリートベイシスZの取り付けです。
ストリートベイシスやアドバンスは全長式ではないモデルになります。
全長式でないとは?何か違うかというと全長式のモデルは車高調整してもバネがつくところより下も短くしてストロークを確保できるメリットがあります。
TEINさんで言うフレックスシリーズのモデルです。
全長式でないモデルはダウンすればその分ストロークもなくなりますので車高の変化で乗り心地の変化も大きくなります。
車高調取り付け作業
車高調取り付け作業です。
アッパーマウントは純正品を仕様します。
純正のラバーの部分やベアリングも純正品を使用しますのでこの方が異音は出にくくなりますね。
最近のこういった全長式でないモデルでもストロークはメーカーさんがちゃんと考えて作っていますのである程度の許容範囲であれば乗り心地はメーカーさんの思惑通りになると思います。
一昔前は車高を下げればバンプタッチなんて車高調でもよくありました。
リアの取り付け作業
リアはバンプをカットしての取り付けです。
この一手間ではないですがフル乗車や多めのローダウン時のストローク確保には絶対の作業になります。
ショックのバンプはメーカーによりありなしもありますのでカット量も見極める必要はあります。
リアの取り付けはTEINさんはスプリングに向きがありますので取り付けには注意が必要です。
交換後は1Gの締め直しです。
リアのストロークも十分ありますのでバンプタッチの不快感はないです。
この作業でリアの動きは正常になりますのでTEINさんの仕様が良ければ動きも純正のようにマイルドになります。
光軸ロッドの取り付け
どこかの光軸ロッドの取り付けもご依頼をいただきましたがこの光軸ロッドのステーは斜め45度に取り付けをと説明書に書いてあります。
純正や他のメーカーなどは純正の穴やズレ防止のをしっかり使ってずれないようになっていますがこの商品はなっていません。
これは少し最近の商品にしては問題ありな感じがします。しかもターンバックルの逆ネジのナットは入っていないですし。
今回は片側のみロックでつけました。この商品は定期点検が必要になってくると思います。
この車高調でもフル乗車ですと車高の沈み込みは結構でてきます。
乗り心地とワゴンでは同時に乗車定員のことも考えないといけませんのでストローク確保は絶対になってきます。
またストロークも伸び側と縮側最近はどちらのストロークもしっかりあるように作り込まれていますのでコーナー時のゆとりがあるので乗り心地がいいですね。
フロントの車高調です。フロントもストロークは問題無い感じです。
ストリートベイシスなのでフロントの車高の変化で足廻りの固さも変わってしまいますので許容範囲内での車高変化なので問題ないでしょう。
試乗ですが少し柔らかい感じもしますがリアの動きもよくわかり乗りやすいと思います。
四輪アライメント
四輪アライメントはリアのキャンバーが少し多めです。
足廻り事態の動きはよいのでタイヤも広範囲で使えると思います。内減りは出ると思いますがどれくらいの走行距離かでアームをつけるかですね。
フロントに関しましてはキャンバーの左右差を揃えてかなりのトーアウトだったトーを調整し作業完了です。
調整後の試乗ですが車高調っていう感じではなくショックとスプリングの交換に近いゆったり感のある乗り心地です。
車高調で高速などの安定感を求めるタイプとは違いがありますね。
それではこの度はありがとうございます。
またよろしくお願いいたします。
参考取り付け金額 tein車高調取り付け18000円(税別)四輪アライメント10000円(税別)
ブログ内の工賃は改正されている可能性があります。
※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
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