今回車高調での走行距離が多くなってきたそうなので純正サスペンションに戻す作業のご依頼をいただきました。
サスペンションは210後期のサスペンションを前期に装着です。
純正サスペンションですがAVSのモーターは無いのでモーターを取り付けせずに今回は戻します。
サスペンション交換作業
アッパーアームやロアアームなどは多分車高調時に1G締めはおこなっていないんだと思います。
通常は1G締めをおこなっているとブッシュが効いてショックは簡単には外せませんが通常のノーマル位置までブッシュは下がりました。
ブッシュの変形は多少気になりますが交換後はしっかり1Gでの締め直しを行います。
リアも同じく交換です。後期と前期の違いはなさそうですがショックの減衰力の仕様やバネの長さや固さの違いはあるかもしれませんね。
リアもブッシュを緩めてサスペンションの取り付けが終わったら1G締めです。
1G締め作業
サスペンションを取り付けするだけなら簡単ですがここからが大変なんです。足回りの交換以上に時間がかかるんですよ。
サスペンションをつけるだけなら30分もあったら完成できますが1G締めで+30分以上かかります。
この1G作業を行わずしてサスペンション交換作業完了とは言えませんね。
締め直しをおこない正常な状態になりましたら試乗し四輪アライメント調整です。
四輪アライメント調整
四輪アライメントの数値で前期と後期の違いがでているのかはわかりませんがフロントのキャンバーが少し多いです。
多少基準値より外れる程度なのでそこまで気になる数値では無いですがこの違いが経年劣化のブッシュでの問題なのかサスペンションの問題なのかが純正のもともとの高さがわからないのでなんとも言えませんでいた。
その他のリアの数値やフロントのキャスターなどは通常の基準値です。リアキャンバーも基準値範囲めいいっぱいなので前後ともに車高が前期のノーマルより低いのかもしれませんね。
トーの数値を修正して四輪アライメント調整完了です。
サスペンション交換と四輪アライメント調整後のインプレッション
さて現状AVSのモーターがついていないので減衰力がどの状態なのかがわからないので乗り心地の標準がわかりません。
ですがノーマルって感じはしますね。乗り心地にゆとりがあります。
モーターも中古で探されるそうなので取り付けするとノーマル戻し完了になりますね。
それではこの度はありがとうございます。
また何かございましたらよろしくお願いいたします。
参考取付工賃
サスペンション純正戻し 16000円(税別) 四輪 アライメント調整 10000円(税別)
ブログ内の工賃は改正されている可能性があります。
※2024年1月より自助努力による維持は困難であると判断しサスペンション交換工賃を改正しております。
正確な工賃につきましてはHP工賃表を参照していただくかお問い合わせください。